Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜旅するヨガインストラクター。旅日記と日々の気づきとヨガについて。いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。

アテネで紳士もどきに出会う

今日は、ローマを出発の日。
イタリアからギリシャへ。

ローマの女性専用のドミトリーはとってもいい宿だった。

テルミニ駅の目の前なので、ローマの空港にいくシャトルバスも道を挟んですぐ。
宿の人も、本当に優しい人だった。

ネダは到着した夜、泣いて宿にきたそうだ。
テルミニ駅脇の宿のあるストリートは確かに、少し怖い感じもある。
ネダは、道にブラックマンがいっぱいで
宿の人に、ここに泊まりたくない、怖いエリアだと泣いたそうだ。

しかし、宿の女性は、大丈夫だからとなだめたんだって、
昨日は2人は笑って私にエピソードを教えてくれた。

私も確かに最初は凄いとこにあるなと思ったが、
「でも、この中はとてもセーフティでクリーンだよ」というと
ネダも宿の女性も、そうセーフティだと大きく頷いた。

宿の人は毎日、ゲストの皆が安全に旅行が出来るようにってお祈りをしているらしい。
ゲストがいるから、私達がいるんだって。
ネダと、本当に有難うと お礼を言った。

さ!憧れのギリシャへ!まずは、ローマ空港へバスで。
宿の人が予約しなくても行けばシャトルバスに乗れるというので
朝、早めに出てバス停に。
本当に、スムーズに4ユーロ渡せば乗れた。

さよならローマ。
相性がよかったローマ。私は多分、またここに来れる気がする。

大体、縁がある土地はわかる。
あ、ここは、これから何度もくるなーって感じた土地は
やっぱり縁があって毎月行く事になるとか、そういうことが起こる。
ローマはきっと、また旅に誰かと来る気がした。
(この日記を清書してブログをアップする時には、もうその感覚がわからない)

12:05のフライトに対して、もう9:00にはエアポートに到着。
ローマの空港で気をつけないといけないのは
東京と同じく2つエアポートがある。
FCOの方へバスは間違いなく着いた。

チェックインも並ぶ事なくスムーズに終わり、ラウンジに10:00前には到着。
トランジットでなく出発で、こんなにラウンジでゆったり出来るのは珍しい。

さて、久しぶりのラウンジ情報。
プライオリティーでローマのラウンジは3箇所使えます。
その中の、搭乗ゲートに近かったMOSAICIラウンジへ。
あんまり豪華な雰囲気はないが、ゆったり出来る。

フルーツがたっぷりあったのは嬉しい!そしてコーヒーが飲めれば
満足だ。
食べ物も、軽食がある。



眠気覚ましにエスプレッソをもらう。

イタリアで最も相性がよかった事は、エスプレッソをクイッ飲めるスタンドがいっぱいあること。
イタリア人が、朝、昼、晩と
スタンドでエスプレッソを引っ掛けていく習慣が、私にはマッチした。
普段、カップでも缶でもいいのでコーヒーが側にないと落ち着かないような
カフェイン依存症で、
実際はそんなに飲めないので、
たった1ユーロでエスプレッソがどこでも、いつでもカフェイン得れるのは嬉しい。

ギリシャは、インドネシアのバリと同じ
コーヒー粉にお湯をいれて、上澄みを飲むグリーク コーヒーがある。
ぜひ、試してみようと思っている。
バリでバリコピお土産に買って帰ったら、概ね大不評だった。
私は好きだけどね。

さてー。アテネに着いた!
なんか、とうとう来た、ギリシャ!って感じ!
憧れていた国で、憧れだからこそ凄く遠い所に置いていた。
来ようと思えばこれるのに。

どんな国なんだろう。
ユーロのお荷物と言われたりするが、
古代ギリシャは、ヨーロッパの元になったようなもので、
歴史の深い、素晴らしい文化があった国なのに、
なぜ、いまはパッとしてないのだろ?と、不思議でならない。

建築や食文化もローマに影響を与えておいて、本家は?
ローマは、行ってみたら本当に素晴らしい所だった。
そしてプラトンソクラテスなどが沢山の言葉を残し、
ギリシャ哲学こそが、哲学の元祖だ。

なのに、今は?

なんなの?ギリシャ
小さい頃から気になっていたギリシャ
もしかしたら古代ギリシャ文明に惹かれているのであって
今のギリシャは行ってみたら、もしかしたら全く興味ないかもしれない。
行って何を感じるか楽しみであり、なんだか怖い。


アテネ空港からは、メトロで宿のあるアクロポリスへ。


ギリシャ文字が目に入ると、めっちゃ頭を混乱させる。
駅はさすがに英語もかいてあるけど、バスはない。
日本も、もっと細かくあちこちに英語表記していかないと
海外からのツーリストが可哀想だよ。

アクロポリスまで歩いて行けちゃう、
駅近の、めっちゃいい場所にドミトリーがある。
アテネで何かを見て回ろうとなると、この辺に殆ど集まっているのでベストだ。

宿についたのはもう、17:00
まだアテネのまわり方をチェックしてないが
アテネを観光出来るのは明日しかないので、もし夕方に間に合うとこがありそうだったら
行っときたい。

地図と時間をチェックする。
ゼウス神殿とアドリアス門、これだけ先に行ってしまおう!
宿からすぐだ。

ギリシャを歩いていたら、インドに行きたくなった。
なんとなくインドの香りがした。なんでだろ?共通点がよくわかんないけど
何かが同じフィーリング。
なんだ・・・これ。
古い素晴らしい叡智がありながら、
現代の人達の、いい加減な感じ。とか?かな?

ゼウス神殿は中に入ると有料だけど、十分に柵の外から見える。
門は普通に、そこにある。
すぐ見終わった。


本場のギリシャヨーグルトが楽しみ過ぎる!
ということで、
近くのヨーグルト屋さんにいってから、
タベルナ(レストランのこと)のどっかに入ろうと、
10歩ほど歩き出したら、紳士っぽい人がすれ違い様に
あー、エントランスはどっちですか?と聞いてきた。

多分あっちだけど、私が思うにもう閉まってるかも。
でも、そこから見えますよと答える。
んー、そうだね閉まってるかもね、
何処から来たの?というので日本と答えると、何度か日本にきたことがあると言う。

こっちも何処から来たか聞いたら、ローマだという!
え!私さっきローマから来たんだけど。
イタリアとギリシャのハーフで、ギリシャのマザーの面倒を見に
毎週ギリシャに来るそうだ。

あー、ちょっと話はあっちで見ながら、と言われ
またゼウス神殿の方向に数歩歩く。

タブレットで神殿跡の写真を撮りながら
何か、その遺跡の作りについて凄く細かく説明してくる。
普通は遺跡を見たら歴史をかたるのはわかるけど
造りに対してやたら詳しいので、
あなたは建設のプロなの?と聞いたら
そうみたい。アーキティクト。設計士みたい。
なんか、インテリでお金持ち感満載な、ロベルト。
名前を一回忘れて、御免なさいっつって、もう一回聞く。
覚えにくいので、下のベルト。と、覚えた。
ローベルト。

メモはある?と言われる。
どうのこうのでと教えてくれた事を、
忘れるからメモっときなさい的な。
iPadメモに残す。

Doric
Ionic
Corinthian

と、私のiPadに残っているが、ほぼ、どの部分がどれだったか
聞いてる側から、よく理解できていなかった。
し、今後使う事はあるのだろうか?

でも、紀元前のだいぶ前に作られたゼウス神殿をコピーして作ったのが
2世紀に作られたアドリアノス門であるということは、わかった。

一通り、色々お話した後、
夕飯をママと食べるから、良かったら一緒にと誘ってくれる。
何処で?と聞くと、すぐ近くだからスーパーいってイタリアンを作るという。

どうせ、これから夕飯を食べに行くつもりだったから
呼ばれることにする。

タクシーでスーパーマーケットへ。

え?タクシー?
近くないじゃん!私のすぐそこは、徒歩で15分以内よ。
歩いてすぐ帰れると思って承知したのに。
ちょっと不安に。帰り遅くなるの嫌だなー。

ふと、インドのコチで出会ったお爺ちゃんを思い出した。
私はコチへアーユルヴェーダの勉強をしに行っていて、
アーユルヴェーダ病院附属の学校だったので、宿泊先は病室の個室だった。
といっても、日本の病室とは違い、
ホテルと変わんない、むしろ広いいい部屋だった。回診つき!
ニキビ出来たり、風邪ぎみになったりしても
すぐ処置してくれて、楽しかった。

そして、その部屋のお隣にお爺ちゃんが入院していた。
そんなタイミングで、
日本では311の地震が起こった。
インドのニュースで私がそれを知ったのは翌日で、まだちゃんと情報が来ない。
お爺ちゃんが、ノートパソコンを持って部屋にやってきた。
これで情報を得なさいって。
本当に感謝だった。

その後、お爺ちゃんは退院に。
そして、お爺ちゃんは後日、お家にディナーを食べに来なさいと招待してくれた。
タクシーを寄越してくれたのだけど、1時間くらいかかる遠くの家だった。
アーユルヴェーダの病院に入れるってことは、インドではお金持ちなんだけど
お家も立派でご家族もみんな、いい人達だった。
ディナーは義理のお嫁さんが作ってくれて
コースで、順番に出てくる。
お爺ちゃんと、2人でいただいてから
また、タクシーで返された。
運転手に、彼女からお金を取るなと念を押してくれていた。
結局お礼もちゃんと出来ないままでいるのを思い出した。
そんな事が少しシンクロした。

話は戻り、
ロベルトはタクシーの運転手と、ギリシャ語でしゃべっている。
何カ国語喋れるの?と聞くと、
イタリア、ギリシャ、英語、ドイツ語、あとなんだったかな、5カ国語だった。
日本には何かのカンファレンスでいったとか、
食事の時に出してきたワインが、自分の会社で作ったワインだとか、
時計も、なんか見た事ある高そうなマークで、
やはりインテリのちょっと 金持ちだという第一印象は、当たっていたみたい。

スーパーに到着。

ラビオリの中身の種類は何がいい?ワインは飲める?などなど
色々質問されながらお買い物。
プロシュートは食べられる?
スライスしてもらってる間に
何でも好きなの選んでいいから、見て回って来てと言われ、
ギリシャのスーパーマーケットチェックが、思わぬ形で!


ギリシャヨーグルトが気になるけど、
デザートにアイスは好き?溶けるから最後にねって言ってたから、今度1人で買おう。
結局遠慮して、何もえらばなかった。


買い物が住み、そこからママのいるお家へ。
ギリシャの方の家はスモールだって言うけど、
えっと
ぜんぜん狭くないです for me.

アイノー!日本の家は小さいからね。って。

いえ、日本のっていうか、
私のシェアハウスの部屋は4畳ないんで!!特別狭いんで!!

旅から戻ったら、いつも
せまっ!ってビックリするもん。

ローマの家はさぞかし、大きいのでしょね。(´Д` )
ギリシャにはママ1人だから
あれ買ってきてこれ買ってきてって、いつもお願いするみたい。

この家は、君が来たらいつでも使っていいよ、君はフリーだよ。
ここでヨガ教えたらって。
はぁ、そういうのも素敵だね。

バルコニーが広くって、テラスでロウソクを沢山灯し始めた。
音楽は何が好き?というので、時と場合に寄りますが
今はジャズやボサノバといったら、ジャズをかけてくれて、
ワインは冷やすから、まずはお水ね。
料理の準備をするから、本でも読んでてって
豪華客船や素敵な部屋の、本を用意してくれる。
よくわからん専門的なやつ(´Д` )

何か手伝いますか?と、聞くと
もし手伝って欲しい時は、呼ぶよ。
あ、それか、もし、手伝いたいならキッチンに一緒にきて。
と言うので、手伝いに。

ニンニクのみじん切りをする。
ふむ、ユーは料理が得意な様だね。と褒められる。

バルコニーにバジルがあるから、摘んできてというので
フレッシュバジルを摘む。いい香り。

このオリーブオイルは、超いいやつだっつって。
イタリアのじゃなくて、グリースのなんだ?って聞いたら
オリーブオイルはギリシャのが一番って、スプーンに味見用に出してくれた。
本当に!嫌な匂いもなく、味も飲めるくらいクリア!

まずはカプレーゼ。
上手に盛るので、驚いてたら、
アートだよ。五つ星レストランだよここは。と。

そして、ルッコラとプロシュートのサラダ。
この組み合わせが、めっちゃ最高だった。
手で食べて。フォークを使うと味が変わるんだって。
それわかる。インドで試してみた。
手で食べた方が、美味しいんだよね。フォークの味が混ざらなくて。

パルメザンチーズを削るのと、モッツァレラチーズを切るを手伝う。

なんやかんやで、パスタも完成!

色んな音楽を聴きながら食事をする。

ギリシャの音楽をはじめて聞いた。

ロベルトは音楽に合わせて踊り出して、一緒に踊らされる。
ギリシャの踊りのステップがよくわからない。

洗い物を全部させて頂く。

洗い物有難う。と言われたので、
ディナーを有難うと言う。

そして、スイーツは好きかい?すっごいスペシャルなスイーツを食べに行こう!
と言って、2人で近所のカフェに。

んーそろそろ、帰りたいなーとも思い始めながら・・。
早寝早起きが習慣になってる。

iPadを部屋に忘れてきてしまったので写真がないが、
めっちゃ美味しそうなケーキやトラディショナルなお菓子が並ぶ、感じの良いカフェに!

お店のお兄ちゃんたちが、めっちゃ笑顔で
いっぱい話しかけてくれる。
へー、ギリシャの人って、こういう感じかな!この人達好き!

でも、あれ?なんか
ロベルトとお兄ちゃんたちが、変な空気になってる。
エスプレッソも一口つけて、返した。

ロベルトが、僕はアングリーだから、ここを出たいといいだしたので
スイーツを残して出る。
ギリシャ語でわからなかったけど
どんな会話があったんだろ。
お兄ちゃんたちは、
私には帰り際もとびきりの笑顔で、手を振ってくれた。
お兄ちゃん達が悪いようには感じない。

あれ?ロベルト、酔ってる??
少し足元がふらついてない?
ディナー作りながら、結構飲んだっぽい。
人は酔うと本性が出るというのは、本当だ。
普段は理性で覆っていたものが、剥がれてしまう。
さっきまで私に見せてた、ジェントルは、
店員さんにはそうじゃないの?

そして、売店でビールを買ってまた部屋に戻る。

そしてまた、音楽をかけて踊り出す。

そして、飲む。なんか言う。曲チェンジ。踊る。飲む。

しかも、この曲はお気に入りなんだ!
って、何度も同じ曲をかける。
そろそろ、メロディー覚えたよ。

えっと・・・なんか完全に酔ってるね。(´・Д・)」

さっきはスマートな印象もあったのに。

私は私の知らない事を沢山教えてくれる、知的な人が好きだ。
飲んでも変わらず、スマートな人が好き!

のむ、踊る、なんか言う・・・
なんかもう、飽きてきた。退屈になった(´・_・`)
踊りもしんどい。
何とか、椅子に座ろうと戻るのだが、シャルウィダ〜〜ンス?的に手を差し伸ばされる。
会話のやりとりも、スマートさは全くない。
クドクドとネガティヴな一面も見えてきた。

ちょっと、面倒くさくなってきた。
帰りたいな。

stay with me?君は素晴らしい人だ、会ってすぐにわかった。
それか、部屋まで送る?君がボスだよと、何度も聞いてくる。
あー、なんかやっぱりイタリア人だねー。
ギリシャにきて、すっかり警戒を忘れていたよ。
ハーフとはいえ、あんた正体はイタリア男だ!

そして出た、君がボス。


と言うことで、ボスはアテネに明日しかいれないから、
もう帰って寝なきゃと言って、帰えらしてもらった。

明日の夜は、18時に君の宿の前で待ち合わせっていわれる。
え、なんで明日も?
もういい。

予定が決まってないから、戻る時間はわかんないと答えた。電話はないの?というが、
もちろん、もってません。
そしたら、その場合はレセプションにメッセージ残しておいてと言われる。

翌日は、1人で何にも時間にも縛られずにいたかったので、
午前に宿を出る時点で、
"昨日はディナーを有難う。
私は、18時にはここにいないでしょう。
そして、明日は朝早くにフェリーで島に向かいます"
とメッセージをレセプションに託した。

あーぁ。ディナーは有難かったが、
飲んでグダグダの時間が
貴重なアテネの夜に、勿体なかったかな。

旅をしていると、大体誰かしらがいつも構ってきて、
特に、インドやネパールなんか、
もう!!ほっといて!1人にして!!って思うんだけど
それが全くない国だと、それはそれで孤独になる。

なかなかいい塩梅の国ってないのかしら。


ギリシャは、まだ何だかどんな国かよくわかりません。
空港ついて以来、ザワザワはしています。
なんだろなこれ。何のザワザワか、ちょっとよくわからない。

明日は、1日アテネ観光です!
アテネの周り方を、夜ゆっくり調べようと思っていたけど、
お酒も飲んじゃって、もう眠いし疲れた!

明日は明日の風が吹く〜で、おやすみなさい!

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