Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜旅するヨガインストラクター。旅日記と日々の気づきとヨガについて。いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。

ダメ人間になった in マルタ

マルタ再上陸4日目
※画像が一枚もないの。この日。

今日は
出たいヨガ教室のクラスが特になく
行く用事もどこにもなかった。

パサンが昨日、明日は12:30に戻るからね。その後はフリーだから。と言っていた。

この12:30から夜にかけて、私の混乱が膨れ上がっていく。

旅の間、誰かと何かしようという事がある時は、
"何時に"と、約束するような事はなかった。
"大体、何時頃な感じで〜"と、なる。
どの国人とも。
多分、長期旅行者の時間に対しての感覚。
お互いを縛ることなくっていう感じ。ほぼ99パーセントそんな約束になる。

ずっと、そんな感じで来ていたのに、
昨日、12:30と言われた事で、
"12:30にはダイニングに居ないといけない。
その後は、一緒に過ごす"という意味合いに受けとり、勝手に自分を縛りつけた。
別に、私がどこかに行ってたってパサンには関係ないことなのに。

12:30にダイニングに行ったがパサンが戻ってこなかった。
待ってる間に段々と、
マルタに再び来てしまってから蓄積されてきた、ナイーブさが爆発する。


無理無理無理。こういうの無理。
この時間が無理。
たった10分が、夜通し誰かを待ってる気持ちになる。
別に待たずに、何かすればいいのに、何もする事が思いつかない。
"私、まじでマルタで何してんだ。貴重な旅の時間に"と思ってしまう。


パサンが13:30頃に戻って来た。
普通に戻ってきて、
"今日は試験だったんだ。もしかしたら、これでクラスのレベルが上がるかもしれない"
と言った。

そんな、学校の話を聞いているうちに、少し我にかえる。
なんだったんだろ。
たった1時間、時間を無駄にしたような気持ちになって、孤独な気持ちになった。

でも、
想像してみた。10分、30分、1時間が無理なこの時間。
こういうのを、1日、3か月、1年。
無理だ。1日も無理だ。たった1時間で無理なんだから。
無理だわ。私。

昼過ぎにダイニングで、パサンが勉強する側にいてiPadいじってたけど、
退屈で、耐えられなくなってきた。
退屈っていうか、自分にとって何なのこの時間?という苛立ちと。
もう、まじでマルタすることない。
マルタのヨガスタジオも、暇だったら行こうかなっていう参考程度な感じだし。
もう、やっぱ、無理!

ベッドに戻って、スカイキャスナーを見はじめる。
マルタにあと4泊も残ってる。マルタからイタリア行きのチケットはとってしまってるから、
マルタ往復で2泊くらいで、どこか行けるとこないかな。
もう、明日に直ぐにでも飛び出したい!知らないとこに行きたい。

ヨーロッパの大陸であれば、列車やバスで隣の国にでも、フラッといけるのに、
マルタは小さな島だ。
他の国には、船でいける場所も限られてて、あとは飛行機でしか移動できない。

安くいけそうな都市で、
フランスの薔薇の街だとか、いくつか興味のある都市のチケットは見つかった。
でも、何処も帰りの日時が合わない。マルタ自体が、ハブ空港みたいにそんなに路線がない。
暫く調べて、諦める。

気分を変えようと、部屋に誰もいなかったので、ヨガをする。
少し気持ちが落ち着いたので、
ダイニングにコーヒーをいれにいって、
ルーフで寝転んで調べ物をしたりしていたら、
パサンが様子を見に来た。

"Renadonda?君は退屈?ごめんね"
というので、
つい正直にも控えめに、
"うーん、ちょっと退屈"と言うと。

"寝てばかりじゃダメだよ。マルタに寝に来たんじゃないでしょ?
外に出て、誰かに会うとか、アクティビティーをするとか、しなきゃ
"
と言われ、少しカチンときた。
その状況が自分で耐えられなくて、悶々としてるのに、それをつかれたから。

"だって、マルタでもう行く所もない。
アクティビティーなんて、お金をセーブしてるのに、したくもないことにお金使えない
"
と、言い返してしまう。

パサンは、ちっとも人の気持ちも知らないで、言いたい事言って‼︎
パサンのバカっ!って思う反面、
パサンはいつもの生活をして、ただ私を気にかけただけなのに、
文句みたいに反論してしまった自分に恥じる。

もう、ここに居れない。
また耐えきれなくなって、
パサンに、"散歩いってくるね"と言って、海の方に歩いて行った。

ムリムリーな状況に、ダメダメーな自分。
苦しい気持ちで、街を抜ける間、
カフェやバーで遊んでる人達が、楽しそうにしているのを見てたら
自分がめちゃくちゃに孤独な人に思えてきた。
そんな気持ちで荒々しい海につくと、風が厳しかった。

あーー。昔の自分みたいな事して。
なんか昔は、こんな風に、プイってなってた。
やだ、嫌いな自分。

どうしよう、どうしよう。
あと、何日か、こんな腐った気持ちでマルタにいるのは無理。
行くとこもない。どうしよう。

でも、自分が少しわかって良かったんだよ。
私はもし、今までやってきた事も何も出来ない環境におかれた時に、
自分の存在価値を自分で認めてあげられるまでに、まだなれていない。
私はまだ、やってきた事、取り組んでいる事があっての私でしかない。

まだ、そうやってしか生きてないし、まだ暫くは、そうやってしか生きれないのかも。

なんか、落ちた自分と、暗い海が同化してしまいそうになって、怖くなって
すぐに街の方に戻った。

家出ならぬ、宿出してきたものの、行くとこもない。寒いし。
なんか夜の飲屋街に、フラフラしてるのも不安だし。

結局、少し歩いただけで宿に戻る。

もー。いい。日本に早く帰りたい。居場所がない。
そう思って、泣きつくように日本にメッセージを送った。

パサンが、夕飯を作ってくれた。
写真も撮ってなくて、何を食べたか覚えてない。
せっかく作ってくれて感謝すべきなのに、
1日、何にもしておらず、誰の役にも立たずな自分が
ただ食べるだけという状況も、辛かった。
もう、こんな風に考えてしまう、弱っちい自分が嫌。どうしちゃったの。

食べようとした時にiPadを見たら
日本からさっきの返信が来ていた。

今、自分がどうなっちゃってるか、よくわからず、
どんな心境で、一体何に落ち込んでるのかもわからない。
説明出来ないので、
とにかく、ダメダメのフニャフニャな自分に落ち込んでいる事を嘆いたら、
"今の自分を受け入れて、焦らず一歩ずつ進めばいいんだよ"というメッセージと、
"今のRenadonda は素敵だよ"というメッセージを読んで、
ハートが暖かくなって、笑みが出来た。
それから、救われて、気持ちが切り替わった。

よかった。もし誰かに弱音を吐けないままだったら、
どうなってただろう。
ありがとうございます。
パサンもゴメンなさい。
不機嫌な顔をしてしまっていたと思う、今日は1日。
パサンは、ただ、自分のいつもの日常を過ごしてただけなのにね。


その後、一言日記も、写真もなく、もうこの後の記憶はない。
多分、日本からのメッセージで、少し気持ちが落ち着いて、寝たのだと思う。

マルタ滞在中、最も落ちた日でした。
写真もこの日は一枚もない!
翌日から、無理にでも何かしようと少しずつ動き出します(・ω・)ノ


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