Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜旅するヨガインストラクター。旅日記と日々の気づきとヨガについて。いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。

マルタで強い女を辞めようと思う

今日は、マルタ最後の丸一日。

午前はスペイン行ってからの段取りの確認などし、
午後1番に、スーパーに行く。

少し高いが、品揃えがセンスよくてお気に入りのスーパー

アサリを買って、ボンゴレか、アサリの酒蒸しかアサリバターしたかった。
アサリを欲しい分だけ計って幾らか見てもらったらめっちゃ高く、
減らして減らして、
ほんの数個にしても3ユーロちょい。諦めた。
シーフードはスペイン、ポルトガルまで我慢しよう。

なんか、最後の日なのにヨーグルト2個と
スイーツを買ってしまう。
ピスタチオ味のヨーグルト

ギリシャヨーグルトと、レモン風味のデザート

そして、戻り
荷物を整理する。
明日の午前にはスペインへ出発だ。ドキドキ。

結局、昨日今日は観光はしなかった。
ヨガだけいければいい。という感じ。
少し時間があれば海辺を歩きたかったけど
なんやかんやしてたら、時間がなくなった。

宿の人に、今日はバースデーパーティーがあるから
くる?と言われる。
あー、夜はヨガなんだ。というと、何時?ときかれ
20時すぎに終わるといったら、
パーフェクト!
23:00まではここにいて、それからクラブに移動するから
あなたが帰ってきてシャワーして何か食べたら、いい時間だよといわれる。
うーん。いい時間じゃ困るのだ(´・_・`)
パリピには今夜もなれないのだ。
明日、チェックアウトだし。
うん、わかったー。ありがとー。と、
日本人の悪いとこ出て、行けたら行く的にしておく。


夕飯をつくってからヨガにいくことにする。
冷蔵庫の中のもの全部使い切り処分と、少しさっき買って来た野菜を使って、
本当はベジタブルスープを作るはずが、
炒めてたら美味しそうだったから、そのまま炒め物に。と、炊き込みご飯的な。

なんだが、急に寂しくなってきた。
勉強しているパサン。お仕事しているスタッフを見ながら食べてたら
皆は、いつもの事をしているだけなのに、
昨日まで仲良くしていた人達が、急に遠く感じた。
皆にとっては変わらない毎日が続き、私がここを去るだけなのに。

どこか、心をもっともっと無にするとこに行きたくなったな。
やだ。こんな寂しいとか、弱っちい自分。
次のスペインは、どうだろう。
どんな気持ちになる国なんだろう。

ヨガに行く。
ヨガは今日はアシュタンガという流派で
決まった型をしていく内容。
ヨガが始まるまでのグズグズしていた寂しさと、
新たな葛藤にモヤモヤと弱気になっていたものが、
ヨガのポスチャーを力強い動きで繰り返すことで、一時は忘れられた。

でも、私のここを去る寂しさの方が強かった。
バス停までの帰り道、やっぱりメソメソする。
ちょっと泣く。
何かすっごい、わがままが言いたくなってきた。

そうだ、本来は、こんな風に
喜怒哀楽激しく、泣いたり、ワガママ言ったり、喜んだり
コロコロ気が変わるのが昔から母親に指摘されてた私だ。

親に大体言われてきた私の子供の頃のパーソナルは、
今ないてたカラスがもう笑う。
優柔不断の天の邪鬼。
ピーチクパーチクひばりの子。

大人になって、特に東京を離れてから、どうもそうでなくなっていたけど、
旅していると、もろに自分が出てくるものなのかも。
その自分に向き合っていく。っていう事になる。

いつも平常。
ヨガやっていますから、物事に影響されません。
という、イメージがいつの間にか付き、
自分でもそういう性格になったのだと思っていたけど、
本来は、どうなんだっけか。

よし、あとでパサンに何か
わがまま言ってやろう。
いま、近くにわがまま言えそうなのは、パサンしかいない。
そう思いながら、
そして、やっぱり何か孤独を感じながらバス停まで歩いた。

バスに乗ったら
Renadondaさん!と日本語で話しかけられる。
初日に宿でパーティーにきていたYちゃんだ。
男性の外人さんと2人でバスに乗っていた。
どこ行ってたの?と聞いたら
今泊まってる宿の人が、夕日を見に連れってってくれたって。
楽しんでるねー。
まだマルタにいれるYちゃんが、羨ましくなった。

私はバスを4ストップで降りなきゃで、
話もそこそこに降りて、
宿に帰る。

レセプションに知らないスタッフさんが、いた。
この人も明るくて、気さくで
少し話をしただけで、ちょっと気分が晴れた。
なんなの、この宿。いい人しか採用しないの?

パサンがまだ勉強してるのが見えたので
今、ヨガから戻ったって声をかけたら
ビックリしている。

何がリアリー??こっちがびっくりだよ。
まだ勉強してるって。

これからシャワー浴びる。というと
じゃ、シャワー終わったら一緒にご飯作ろう。OK?と言われる。

あれ、まだディナー食べてないの?と聞いたら、
うん、あれ?君はもう食べたの?と言われ、
さっきあなたが勉強してる間に、私はご飯食べちゃったとは、言えなかった。
つうか、Hi!って挨拶した時
私、食事もって前を通りすぎたのに。

仲良くしてくれたパサンと、今夜でバイバイなのに、
それを言ったらなんか水をさすようで。

あぁぁ、わがまま言うどころか、本当のことも言えないこの性格。
気弱すぎる(´・_・`)。

うーーんと、
ユーノー?私の食材はもう何もないの。
と、言ってみる。
(なぜなら、さっき全部食べたから。という続きは言えない(´・_・`))
僕のが何かあるから、大丈夫。OK?
と言われ、
じゃ、シャワー浴びたいから1時間後とかでもいい?
と言うと、勉強してるから大丈夫。とのこと。

くそっ。
わがままが思いつかない!!
でも、一緒にご飯と言ってくれる人がいて、
さっきまで寂しかった気持ちが
ちょっと和らいだ。お腹はいっぱいだけど(-。-;

シャワーを浴びてて、ふと思った。

散々、強い女になって帰ろうって
旅に出る前からも
出た後からも言ってたけど。
もしかしたら逆じゃないかと。

イタリアかどっかで、道や電車をあまりに反対に行くから
これって何かが、反対ですよっていうサインか?
いや、ただの方向音痴だろう・・と日記に書いたけど・・

本当に、逆ですよっていうサインだった?

強い女になろうとしなくていいのかもしれない。
弱い部分を、もっと出していくことも必要なのかもしれない。
意地っぱりだったのかな。今迄。

強い女なんて、結果だ。
結果ばかり求めてた。
あんなに、結果を求めない砂曼陀羅だ砂曼陀羅だって、言ってたのに。

はぁぁぁ。最後にまたマルタで
どデカイ事を気づいてしまった。
そうか。逆か。

寂しかったら寂しいでいいし、
弱気だったら弱気でいいし、
わがまま言って甘えたかったら、甘えていいし。
いつの間にかそういうの、人に表現出来なくなってた。
強くなろうという方向ばかり見てた。

欲しい物を欲しいって言えるようになりなさいって言われたのは
こういうのも含めなのかな。

いつの間にか、1人でも逞しく生きていけそうだねキャラになり、
幾人かの元彼に、俺の事必要なさそうだよね、とか言われ、
なんか傷付けちゃったりするくらいなら、深入りしない方が楽。
あぁ、もうその通り!って、
自分でもそうなったんだと思うようになり。

たまに、
1人で何処ででも生きていけそうだよねって言われるんだーって言ったら、
自分はrenadondaはそういうタイプとは思わないけどね。と返ってくると、
何かを見透かされてるみたいで、
この人は、自分でもわからなくなってる私をわかってくれてるって鎧を脱げたこともあった。

ナクソスで、ジャックに
やけに反抗して、私は今で十分幸せだと
あんなにイラついたのも、
ジャックが言ってる意図は別としても
まるで1人がおかしいと言われてるみたいで、
きっと、痛いとこつかれたからだ。
1人で居て寂しいなんて、愛犬がいたうちは、一時も思わなかったけど
今は、寂しいと感じている。何かが足りないと思ってる。これが本音なんだ。

会いたいなと思う人の顔が頭に浮かんだ。

なんか、そういう事グルグル考えて、シャワーしてたら
1時間以上たってしまった。
日本にいたら、今までこんなにグルグル考えることなんてなかった。
考えないように忙しくしてた。

結局、私は、寂しかったんかーーぁい!!ヽ( ̄д ̄;)


急いで上に上がると、パサンが既に料理をはじめていた。
ごめん。


ダルがある!
探してたダルをゲットしたんだね!今日はダルだね!やったぁ!
ダル大好き!

手伝おうと思って、ズッキーニが入ったフライパンが火にかけてあったので
それを、ひっくり返えそうとしたら
それは、僕のじゃない。という。

え、無人で火がついたまま???

なんか、手伝いたいけど、また出る幕なし。
ただ、ウロウロする。

ライスを炊いて、
ズッキーニを火にかけたまま、どこかいっているのは、
ここのスタッフの女性だった。
いいのだろうか、焦げないのだろうか。

パサンは上手にダルスープと、ライスも炊き始めた。

一方、パサンがズッキーニを見たら、焦げはじめていた。
裏返してあげていたら、彼女がやってきた。

パサンに、ごめんなさい、私は料理が上手くないの。と言った。
アイ シーって答えてる笑

そしてまた、そのまま何処か行ってしまった。
パサンは、このズッキーニは火にかけすぎだ、
彼女のディナーは、ライスと、このズッキーニだけ笑
と、笑ってる。

確かに、このフニャフニャのただ長時間焼いただけのズッキーニをおかずに、ご飯食べるのかな??

パサンが、肩をさすって、お腹すいた?もう少しだからねって言ってくれる。
優しいね。
お腹すいてないけど、ピヨピヨと、すいてることにした。
もう絶対に、さっき食べたとは言えまい(´Д` )

ダルの写真を撮っていたら、ジャパニーズ ジャーナリスト!と言われる。


パサンは踊って出来上がりを待っている。
テクノがかかってて、こういう音楽が好きだという。
私はテクノは嫌い。

待っている間、色んな人がキッチンにやってきて、色々お話する。

パサンがズッキーニちゃんに、料理について話している。
僕は14でチベットをでて、親と離れたから
料理を自分でするしかないから、上手くなったんだって話していた。
ズッキーニちゃんのズッキーニを、見てあげてるパサン。
を、見ているズッキーニちゃん。
微笑ましい。

ダル出来た!!
ライスにかけた!

ズッキーニちゃんは、宿の偉いっぽい男性とご飯を食べようとしていたみたいで
偉いっぽい人が、ダルを見て、これは何?と聞いていた。
インドやネパールやチベットで食べる料理だと言って、
よかったら食べてと、おすそわけしていた。
偉いっぽい人、よかったね。フニャフニャズッキーニだけじゃなくなって。

偉いっぽい人が、日本にとても行きたいと言った。
ズッキーニちゃんも、パサンも。
みなさん有難う。是非きてね。

いつものルーフでダルライス、頂きます!!
美味しい!!パーフェクト!

アイ ラブ ダル!って言ったら、
また次回、君にダルを作るよと言った。
私はちょっと考えて、
次回って、いつのこと?って聞いたら、
君が僕のところに訪れたら。と言った。

美味しいダルで、2度目の夕飯にもかかわらず、沢山食べれる。

わがままは、結局思いつかなかったけど、
今日の弱気になった話をきいてもらいたくなった。

でも、自分でも、とりとめなく話した。
今日は私は混乱してたの。
ロンリーな気分になって、ナーバスになって、
多分、明日私はマルタを出るからだと思うけど。って言ったら、
肩をさすりながら、ごめん、一日中一緒にいれなくて、学校と勉強があったから
って言うので、
え!!∑(゚Д゚)いや、ぜんぜんそういう意味で言ったんじゃないんだけど!!と、思って
パサンのせいじゃないって言いたかったのに、
あなたのせいじゃないっていう英語の表現がわかんなくて、
違うよ、明日マルタを出るからだよ。としか言えなかった。

自分の弱さを口に出したら、ちょっと泣きそうになったけど
パサンの前で泣いたら恥ずかしいから、すぐ引っ込めた。

今夜のパーティーを仕切ってる人が、そろそろパーティー行くけど
どうする?と聞きに来た。
パサンが、We are 後から遅れて行く。と答えると、
今一緒に行かないとフリードリンクにならないの、
どうするかまた知らせて、といって他の人のところへ去っていった。

We are?
まぁ、行こうって言うとは思ってたけどね。

パサンが、どうする?今いく?と聞いてくる。
あ、やはり、行くの前提になってますね。

私はパーティーは行きたくない。と言ったら
パーティー好きじゃない?と聞くので、
今夜はパッキングもあるし、明日はチェックアウトだから
ゆっくり夜を過ごすと答えた。
残念そうな顔をチラっとしたから、
でも、あなたは行きたかったら気にしないで行って。
と、言ったら
行かない、だって、君との最後の日だから。と返ってきた。

食事が終わって、洗い物をする。
手伝おうと思ったら、自分がするからいいよ、
君は、メイビー 食器を拭いてといって、全部洗ってくれた。

洗い物が終わって、パサンは踊っている。
クラブ行きたいんだろーなー。
行っていいのに。と思っていたら、
こっちに来て、30分だけ行って踊ってくる。
30分で戻るから。と言ってきた。

ほらね、行きたいんでしょうが。

イエスイエス。行ってきて。
私はパッキングがあるから。といって自分の部屋に戻った。


ここまで、100点だったホステルに一点、マイナスがつく。
ランドリーが、自分でやるのではなく、ここの人に頼まないといけないのだけど
朝出せば夜に乾いて返ってくるというので
今日の朝にお願いしていた。
しかし
夜になって
まだ少し乾いてないから、部屋のバルコニーに干してあると言われる。

今夜中にパッキングしたいのに!
乾いてるか見てみたら
全然、濡れてるじゃん!そしてソックが一足ない。
明日の朝までになんとか乾かないと、濡れたままパッキングとか
地獄。

何より困ったのは、生乾きの嫌いな臭いがする。
恐らく、洗濯して、かなり放置されてて、遅い時間から乾燥機にかけ
係の勤務時間がタイムアウトで、濡れて返ってきたと思われる。

洗濯物が生乾きの臭いがすることが、
生活の中で嫌なことベスト3に入るくらい嫌い。
なので、今すぐハイターをドバドバいれて洗い直したい気持ち。

明日は移動日だ。
早く寝たいな。
パサンが30分で戻らなかったら、寝よう。
インド人の30分は2時間だけど、チベタンはどうなのだろう。
でも、踊りに行ったら楽しくなっちゃって30分で切り上げられないよね。
私だったら無理。

正確に時計は見てないから、わかんないが、
洗濯物をドライヤーで乾かそうとしたり、結構なんやかんやしていたから
30分は過ぎてたと思うけど
寝てしまう間もないうちに、パサンは帰ってきた。
えー、ちゃんと戻ってきちゃったんだ。ビックリ。
じゃ、まだ寝れないか。
遅くに戻ってきてメッセージきても
もう昨日は寝てたって朝返事しようと思ってたのに。

ルーフに戻り、食事中のスタッフ達に
濡れた服をどうにか、乾かしてもらえないか相談する。

スタッフの1人が、乾燥機の使い方がわかるというので、
今入れて朝には乾いてるようにしたらいいと言ってくれた。
ということは、
朝、早めに起きてからのパッキングだなー。

パサンと、特に何を話すでもなく、
ルーフでYouTubeなどを見る。
パサンがウツラウツラとし出したので、
もう部屋に戻るねと言ったら
パサンはまた明日の朝にね。と言った。

明日の夜にはもうバルセロナにいるんだ。
スペインでも、マルタのように穏やかな気持ちでいれたらいいのにな。

寝たら、とうとうマルタ最後の日が終わってしまう。
寂しいけど、おやすみなさい。
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