Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜旅するヨガインストラクター。旅日記と日々の気づきとヨガについて。いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。

昨日のかけられた泥が、蓮を生み出した& ヨーロッパ往復28000円〜ですよ。

次回の旅が決定した。
と言っても、来年の話。

今日8/14から8/21の一週間、ターキッシュエアラインズ
成田発ヨーロッパの航空券が28,000円からですよ。

ちょうど、この後の話にも繋がりますが
私は予約しました。
詳しくは、ここ
【日本線就航28周年記念キャンペーン概要】
https://p.turkishairlines.com/ja-jp/news-press-release/index.html


昨日の私の心に炎った怒り。
なんの為に体験したのか、判明した。

あと、
おかげで
先日から言っていた"思い出さないといけない"事が、
何だったのか、わかったんです。これにも繋がったのです。

泥かけた困ったちゃん、とりま有難う。
泥のおかげで、大事な事わかったわ。

泥から蓮が、生れたのです。

今日、目覚めてまだ昨日の事で頭も心も支配されていた。
寝たら忘れると思ってたのに。
心に怒りの炎みたいなのが、ある。
何これ。こんな感覚は初めて。
違う事に意識を向けようとしても、すぐに思い出す。

ヨガの呼吸法には色んな方法があるのだけど、
"冷やす"呼吸法がある。
怒りが炎のようだったので、それをしてみるが、
まだ確実にメラメラ燃えている。
怒りを炎に例える意味がわかった。本当に火が燃えてる感じがするんだね。胸の辺りが。

お盆なので、実家に戻る車の中でも、ずっと心にその炎がある。
無理に消そうと思っても、無理っぽい。
何でこんなに、おさまらないのだろう??(´・_・`)
しょうがないので、車の中で、その怒りを押し込めないで、そのまま向き合った。

ずっと、怒りを言葉にしていくうちに
「悔しい。」という言葉が出た。
とたんに、泣き出した。
私は、"悔しくて怒っているのだ"と気がついた。
怒ってるうちは、相手の無知さや常識のなさやアホさに目がいっていたけど。

私にとって、職場もボスも同僚も
本当に大事な存在なのだ。
ずっと協力しあって、助け合ってやってきた、めっちゃ感謝している愛すべき存在なのだ。
それに泥かけられた事が、悔しかったのだ。
涙がポロポロ出た。
「昨日は悔しかったんだね」って、心の奥の方で悔しがってる自分を、
ハグしてあげるイメージをした。

怒りと悲しくもあるこの感情の根元は、
それだったのかとわかったと同時に、怒りの炎は涙で消火された。

そして、久々の実家にちょうど、そんなタイミングで到着し、
もう、ケロっとして、
ヨーロッパに行っている間に録画しておいた番組を見始めた。

NHK こころの時代の 禅僧 ティク ナット ハンの回が
アンコールで再放送されていたのだ。

お、これ見なきゃ。
と、見始めたら、これビックリ。
第一回のサブタイトルは
「怒りの炎を抱きしめる」だった∑(゚Д゚)

なんと、タイムリーな(゚o゚;;
さっき、心にある怒りの炎をハグ〜〜っと抱きしめたとこよ。


そして、番組開始早々に
昨夜、頭に浮かんだ、
「正念」という言葉が紹介される∑(゚Д゚)

正念とは、仏教の八正道のうちの一つであり、
マインドフルネスとも言われている。と。

なんなの、このシンクロ。こわっ(´Д` )
そういや、なんで昨夜急にこの言葉が頭に浮かんだのかも、覚えてない。
正念って、なんだっけ?って、グーグル先生に聞いたくらいなのだ。

以下、番組内容がかなり起こされてます。

ティク ナット ハンは、現在フランスに居るベトナム人の僧侶だ。
ベトナム戦争後にベトナムの僧侶達は皆、投獄され、
ティク ナット ハンは、フランスに亡命したのだ。
ダライ・ラマを彷彿させる。

グーグルが社員に取り組みはじめ、世界中に広まったマインドフルネスも
グーグルがこの方に教えを請うた。
アメリカやイギリスの議会、国連、医療など世界中の様々な分野から智慧を求められている方なのだそうだ。

キング牧師から、ノーベル平和賞にも推薦されている。

ティク ナット ハンの教えの真髄は
「怒りを鎮めること。」
なのだそうだ。


これには、ティク ナット ハンが、戦争を体験し、
ご自身が怒りや憎しみと向き合ったことに原点がある。

ティク ナット ハンのいる、フランスのリトリートセンターには
年間8000名の人々が瞑想プラグラムに参加する。

子供の「お兄ちゃんや妹に腹がたった時は、
どうしたらいいのですか?」
という質問に、こう語っていた。

「腹がたっても
自分自身に戻り、深く何度か呼吸をし、何か行動を起こす前に、
怒りの面倒を見てあげます。これが平和への訓練になります。
すぐに反応せずに自分の怒りの面倒の見方を知っていれば、
今の事はカチンときた。でも別に反応してすぐに行動しなくていいとわかります。」
と。

「怒りから逃げるのではなく、怒りを抱きしめるのです。
怒りを抱きしめ、深く見つめて、その怒りの根に何があるのか見ていくのです。」
と言います。

ティクナットハンのセンターでは、
様々な瞑想方をリトリート中に体験する。
歩く瞑想も行われる。

タイに行くとお寺でよく、歩く瞑想をしている人達を見かける。
いわゆるヴィッパサナー瞑想だと思う。この番組ではそうは言っていない。
私にとっては、いつも少し長距離運転の車の中が、その状態。

ティクナットハンは、
「自分の庭をいつも手入れしなさい。
まずは自分の庭を手入れして、はじめて相手の庭の手入れも手伝えるのです。」
と教えます。
「互いを理解する時に、まず大事な事は自分に気づくことであり、
相互共存・インタービーイングとは、自分と相手の境界線をなくすこと。
全てのものは繋がっているのだ」
ブッダの教えを説きます。


全ての現象は空(くう)であり、
「これは泥、これは蓮。泥はいらない、蓮の花だけが欲しい。」
その分別は、その人の意識が作り出しているものであり、
そのものは、ただありのままの姿であるにすぎない。
そのように分別や差別に気づき、無分別の心を持つ事で、怒りや憎しみが変容するという。

昨日、泥という言葉を自分で使ったばかりなので、めちゃ分かりやすい説明だ。

ティクナットハンは911の後、アメリカ議会に
"テロによる怒りと憎しみの連鎖をどう止めたらいいのか"と呼ばれ、講義をしたそうだ。

ティクナットハンは少年の頃からベトナムの戦争や占領、南北分裂など
怒りと憎しみと悲しみの時代を経験してきた。

そして、ベトナム戦争で、多くの村が焼き尽くされる中、
爆撃を受けた村の再建、孤児の世話などを行う団体を作りました。
しかし再建してはまた壊される村。
ある時、あるアメリカ人兵が、
共産主義から守る為に村を爆撃したのだ」と発言したのを聞き、
人々を殺しておいて、「守った」などと発言したことに、大きな怒りが芽生えたと言います。
それでも、その怒りを何日も抱きしめ続けた。
そうするうちに、加害者に慈悲の心が芽生えたと言います。
"彼らは間違った認識の被害者なのだ。戦争の犠牲者なのだ。
怒るのではなく、むしろ彼らを助け出す道を模索するべきだ"
と。

そして、ティクナットハンは、アメリカで非暴力を訴えるキング牧師に助けを求める手紙を出した。
そして、のちにキング牧師と共に、平和への道の為、
"愛で繋がる共同体"を立ち上げた。

しかし、その後、ティクナットハンは悲劇を経験することになる。
ベトナムで共に村の再建などを行っていた若者4名が無残に殺害されたのです。
ティクナットハンは、怒り、絶望し、一時は鬱状態にもなったといいます。
その後、更なる絶望の底に落とされます。キング牧師が暗殺されたのです。
「大きな怒りの後、病気になった」と本人は語ります。
それでも、キング牧師との約束、"愛の共同体"を続けると心に誓いました。
怒りや憎しみを残さず、非暴力による平和へを求めて。
そして自分自身の怒りの炎を抱きしめていったといいます。

「苦しみは消そうとしたり戦ったりするのではなく、抱きしめてあげるのです。
苦しみを知る事は、愛を生み出します。
慈悲と理解は苦しみから生まれます。
泥から蓮が生れるのです。」
←これを、最初に引用させて貰いました。
と、語りました。


私は、昨日の事件を理解しました。
もちろん、職場の問題としてはまだ解決してないが、
私の心の怒りの問題についてです。それとこれは別物として。

私はあまり、普段から怒りません。

ただし、高校生の時は友達が
「Renadonda は本当に怒っている時には何も言わない。
周りがみんな、ワーワー怒ってる時には何も言わないで、
1番最後に、一発トドメ刺してくる。」
と言ってたので、
多分1番ヤバい奴だったんじゃないかと思います(;´Д`A

ともかく、あまり簡単には怒れないので、
怒りという感情を体験する必要があったのだと思います。
この世の中には、怒りの連鎖からくる対立の悲劇でいっぱいだ。
その怒る人達の心を体験する必要があった。
なぜ、怒るのか。
多分、昨日のように、何か大事なものを脅かされた時に、人は怒るんだろう。


そして、私がここ最近、
"インドにはじめて行った当時の何かを、思い出す必要がある"と感じていた
それが、何なのかもティクナットハンの活動を見て思い出した。

私がインドに行くときに、これだけはブレない様にと心に決めたことや、
私の人生の最終目標。
なんだか、だんだん遠回りにしていたかもしれない。

マザーテレサや、ハグのアンマの活動の何かを学びたくて、それぞれの施設に行った事も、
だんだん忘れてた。

そして、アーユルヴェーダを特に学ぼうと思っていたのに
ヨガの方にハマったのは、
私が最初にティーチャートレーニングに参加した、シヴァナンダヨガのアシュラムで
シヴァナンダが、ヨガの教えは世界に平和の心を導き出せると言った、それに深く感銘を受けた事も、要因だった。


見失ってた事を、思い出した。


ティクナットハンの話に戻す。
イスラエルパレスチナの人達の、
共同のリトリートが開催された時の話では、
「本当の平和はワシントンから届きません。
本当の和平は書類に印鑑を押し合うことではない。
合意書にサインしても双方に怒りや恐れ、疑いが残っていれば、それはただの紙。
もし相互理解があれば、ペーパーは必要ないのです」
と語っていた。

そして帰還兵の為のリトリートに参加した
あるアメリカ人の、話もしていた。
ベトナム戦争からの帰還兵の話。
彼は仲間を待ち伏せによる攻撃で失った。
仲間を殺された怒りは収まらず、
次の日、薬をサンドイッチに挟み、その村に置き、身を潜めた。
復習したかったのです。
すると、5人の子供達がそのサンドイッチを見つけ、口にしてしまったのです。
直ぐに子供達は苦しみ亡くなってしまった。

そして、戦争が終わった今でも、夢に子供達が出てくる。
彼は毎日、その罪に苦しんでいた。

帰還兵によるリトリートでは、経験を深く聞く時間を設けたそうです。
そこにいたのは、ベトナム人ばかり。
話を聞いたベトナム人は彼に言いました。
「あなたは5人の子供を殺めた。
でもあなたは、これからの人生で、もっと多くの子供達を救う事が出来る。
なぜ、1日10人の子供を救う道があるのに、ただそこで嘆き、自分を嫌悪しているのか?
何か始めなさい!」
と、励ましたのだそうです。

私が、大事な職場やボスや同僚に泥をかけられたようで悔しかった心。怒り。
戦争や対立ってのは、こんな所から、怒りや憎しみの連鎖が産まれ、発生していくのだと、
理解出来た。

昨日、もしあんな事件がなく、怒ってなかったら
このティクナットハンの番組を、ここまで自分の身に置き換えて見てなかっただろう。
番組の半分以上を泣いて見るなどは、なかっただろう。
大事な事を気づかせてもらえた。

そして、これから私が取り組んでいく指針を
今一度、建て直せる気がしてきた。
最初の志しに戻ろう。
ブレてきてたかもしれない。


かけられた泥は、昨日は汚いものだと思ったけど、
私の心が変わったことで、
蓮を生み出す、とっても大事なものに変容した。

やっぱり、
全ては向かうべき方向へのプロセスだった。

あ、という事で
来年、フランスのティクナットハンのリトリートセンターに行く事にしました(^◇^;)
セールでスペインのチケットとろうって思ってたんだけど、
フランスとスペインて、隣じゃーーん。またバスで移動すればいいじゃーん。

フランスの素敵な野原を歩く瞑想のシーンも、あぁぁ、体験してみたいって思いました。
スペインと南フランスと、そのフランスのボルドー近くのセンターを周ろうと思います。
今までヨガのリトリートセンターばかり偵察に行ってましたが、瞑想リトリートもずっと行きたかったの。
でも、心惹かれる瞑想リトリートセンターにまだ出会えてなかったんです。
ちょうど航空券のキャンペーンが始まる日に、この先日からの流れのシンクロ。
迷いなく、行こうと即決です。ティクナットハンがまだ生きているうちに。

最後に、ティクナットハンが
フランスへ亡命する時に書いた詩を。
onmyjourney.hatenablog.com


では、また!
チャオ!
ॐ नमः शिवाय( ´ ▽ ` )ノ

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