Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜旅するヨガインストラクター。旅日記と日々の気づきとヨガについて。いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。

バルセロナへ移動。バイバイ、マルタ

昨夜は、部屋に戻ってから日記をつけていたので
寝たのはかなり遅かった。
眠りが浅く、現実とが織り混ざったような夢を見ているうちに
アラームが鳴った。

昨夜のランドリーが出来ているか上にあがったら、出来ていた。
スタッフに、有難うって声を掛けていたらパサンがきて、
いま、ヨガをしていたんだといって、
片鼻交互呼吸をするジェスチャーと、ストレッチの動きを見せてきた。
カパラパティはしないの?と聞いたら
どんなの?というので
その呼吸法をして見せたら、あー、やるやる。と言っていた。
学校は午後かららしい。

じゃ、私はパッキングがあるから後でねといって
ダッシュでパッキング。

ギュウギュウと押し込んでも、なかなかチャックがあがらない。
汗だくになってくる。
くそっ。結局使わなかったもんばかりのクソ荷物!

そしたらドイツの女の子が大変そうだねと手伝ってくれて、なんとか押し込めた。

出発予定、30分前には準備完了。間に合った。
上にあがってチェックアウト処理して
パサンが勉強してるテーブルで
集中しているから話し掛けないようにして、ヨーグルトとコーヒーの朝食。

バス停にそろそろ向かう時間になった。

It's about time 、行くね。というと、パサンは顔をあげた。
書いていた、何か授業で使う英文を見せてきた。
えっと、読みたいけど、そんな時間ないんだけどなー。
と、思って、チラッと見て感想を一言述べた後、
Thank you so much for everything というと、
そこから、パサンがめっちゃ喋りはじめる。
えーーと、だから、
もう席を立つ為の締めの感じにもっていってるのだが・・。
行く時間になってからーもー。


ところどころ、声が小さくて聞こえなかったのだけど
覚えていることだけ書くと、
いい時間をありがとう、もっと一緒に過ごしたかったけれど
勉強が大事で、充分な時間がなかった。
次に会えるの楽しみにしているし、君が訪れるのを待っている。
学校が終わって、また仕事に戻ったら
今度は仕事が忙しくなるけど。
自分はワーカーホリックだからと言った。

私も日本でそうだったよと答える。

私も昼夜働いて、合間に学校いって、習い事もいって、月に数回の休みは宿題して、
そんな日々だったから、わかるよ。

それで、私はとうとう入院になったけどね。それは言わなかったけど。
きっとパサンは大丈夫だろうね。


でも、努力することをやめないで、ずっと続けるんだ、
というような話を聞いてるうちに
涙が出そうになった。
こんなにひたむきに頑張ってる人がいる。
途中から、
パサンが喋り続けてる声がうわの空になって、
ただ、未来に前向きに向かっているパサンのエネルギーだけを感じていた。

そして、未来にはナイスガイになってる。と、言ったので
もう、オールレディだよと言うと
笑って、まだ途中だと言った。

そして、これからの旅を気をつけて、don't take a risk.と言われる。

大丈夫、私はただ、知らない世界を知りたいだけ、
安全に旅をするよと答えた。

パサンは
沢山のカルチャーを知り、色んな人々に出会う経験は
とても大事な事だと話を続けた。
その国の事をいっぱい学ぶといい。
中国人は、旅にきて、景色の前で記念撮影するだけ。
マルタの人口は?ノーぉ。
マルタの面積は?ノーぉ。
マルタの歴史は?ノーぉ。
マルタで何を経験し、何を得たかっていっても、何も。
ただ、マルタに行ったんだと、記念撮影が残るだけ。

と、チベタンなので、チャイニーズ批判感情が入っているものの、
チャイニーズに限らず
私もそういえばと、ギリシャアテネの神殿で、ギリシャの歴史を感じたいのに、
周りの記念撮影大会にウンザリしてすぐ出てきたことを思い出した。


あと、何か色々言っていたけど
忘れてしまった。
すぐにアウトプットしないと、忘れる。
もし、日記をつけていなければ、
一週間後には、パサンが言ったことも
特に印象に残ったもの以外
殆どを忘れてしまうだろう。
とても、大事な事を再確認させてくれたから、
ちゃんと残しておく。

もう、行かなきゃ。と言うと
荷物が多いんでしょ?持とうか?と言ってくれたから
うん。と、お願いする。

本当に、パサンには色々してもらって。
ありがとう。

時間的に、ほとんど宿のスタッフがいなくて挨拶できなくて残念だった。
1人だけ、よく話をした人がいたから、挨拶をして
宿を出た。

私の荷物を、こんなに何が入ってるんだ、と言われる。
自分はいつも、ノートパソコンとジーンズひとつだよ。という。
まぁね、私は一応女子だからね。色々。
トータル30キロだよ。
でも私はこれを全部放り捨てたいと言った。

バスが時間になっても来ない。
パサンの勉強の時間を少しでも削ってしまって、すごく申し訳なくなってくる。

マルタのバスはいつも遅れるんだ。
そういうところは好きじゃないと言った。
日本は?と聞かれ、ほぼ正確だよ。と答える。
だって、それが誇れる日本。

パサンに、ユーノー?私の今のフィーリング。
と、聞いたら
アイドンノー笑という答えだった。
OK、ユードンノーだよね。

聞いておいて、自分の気分がよくわからない。
だから、これは何なのか知りたくて聞いてみた。
いつも、とても仲良くなった人達がいる場所を去るのは寂しい。
でも、寂しいだけでもない。
次に行くぞ!という気分にもなっている。
この2つの気持ちの交差が、自分を混乱させてるようだった。

暇なので、パサンの腹筋をパンチして待つ。
いい筋肉だね。っていうと
オンリー 6パック。というので、
オンリー?十分!と笑った。

明日、エアポートに行くためにバス停チェックにきた
トロントのおば様に話しかけられる。

エアポートいくの?と。
あーゆーふろーむ?と聞かれ
パサンが自分はチベタンで、彼女はジャパニーズだと答えると、
チベタンに出会ったことに、凄く感激していて
暫くお話をしていた。

バスが来た。荷物をバスに乗せてくれるとこまでやってくれた。
最近、パサンがすぐ何でもしてくれるから甘えてばかりだったけど、
ここからはまた、1人で何でもしていかなきゃ。

バイバイ、パサン。
パサンは絶対、大きな夢を掴めると思うよ。
クレイジーっていわれるほどの努力家だし、
皆から愛される、優しくてフレンドリーな性格だし。
何より、生き抜いてるエネルギーが、半端ない。
凄いやつだよ、君は。
未来を見ながら、今を生きてる。

私がマルタで教わった、
毎秒毎に真っさらな今を、生きる。
それを、すでに実践している人だよ。
ありがとね、そんな凄い人が、私に懐いてくれて。
私も優しい気持ちになれたよ。


バスは、終点がエアポートだから、約1時間安心して乗ってられる。
椅子にも座れたから、良かった。

エアポートに3時間前にちょうどついた。
チェックインゲートも、既に開いていて
まだ乗客もおらず、すぐに荷物のドロップも完了。
無事にセキュリティも通過した。
めちゃくちゃスムーズな日だ。

私の最近の空港での楽しみは
ラウンジに行くこと以外にもう一つ。
香水をテスターしに行く事。

香りもだし、その香水の香りからストーリーを考えて見るのが楽しい。
今日の気分は何かなぁって、香ってみて
気に入ったのをつけてみる。

急にまた、空港を歩いていたら寂しくなった。
けど、泣きたくなったのに、もう涙が出ない。
ここからまた、新しいとこに1人で進んでいかなきゃ。っていう
寂しい中にも、強さが加わったような気分だった。
寂しいを認めたから、結果、少し強くなれたのかな。
次のスペインは、私に何を教えてくれるだろう。


マルタは、結局
因縁だ因縁だ。何かあるぞマルタ、きっと胸が締め付けられるぞ、大革命起きるぞと、
覚悟していってみたら、全くの逆で、
緩やかなエネルギーで、私を変えてくれた。

ギリシャでは、結構色々考えさせられ
身体も緊張ぎみだったのが
マルタでは、ヨガをする前から緩んでいた。

次は、変わった私でどうしていくかだ。
変わったからには、今迄通りではいかないのだろう。
これからのスペイン、ポルトガル
そういう事を見つめていくのかもしれない。

バンコクで能天気に食べ物のことばかり考えていた頃の自分が
もう何年も前のようだ。

ポルトガルについたあとの事は、未定。
ポルトガルに、どれくらい居たくなるのか、まったく未知すぎる。


魂の友がバンコクに行けなくなったので、
私も必ずしもバンコクに行くこともなくなった。

マルタには、多分戻らないとは思うけど
万が一、どこかですごく孤独になったら、あの宿に行きたくなるかもしれない。

departure timeの
2時間前には、もうラウンジについた!


マルタのラウンジは、
美味しそうな食べ物も、飲み物も、デザートもいっぱい!

コンセントもあるし、ここで暫く
のんびり出来る!
ラウンジまで来たらもう安心。

時間ありすぎて、食べすぎる。


マルタの人は、やっぱり女性も優しい。
目が合って、私が微笑むと、飛び切りの笑顔で返してくれる。
飛行機に乗り込むステップで、おばぁ様がキャリーを持ち込みで持っていたので
重そうだなって思い、
キャンナイ ヘルプユー?と言って、バックを持ちましょうか?というジェスチャーをしたら、
大丈夫、有難うということだった。
ステップを上まで上がったところで、おばぁ様は振り返って
もう一度、とても優しい笑顔で、親切を有難うと声をかけてくれた。
私も、歳をとった時に、こんな風に
穏やかな笑顔でいられる女性になりたい。
周りの人のお陰で、自分がいれることを、
いつも笑顔で感謝できる、余裕のある女性でいたいと思った。


飛行機が、地上から離れて飛び立った時に、
初めて胸がキューっとなった。
I can fly. I can fly.って唱えながらtakeoffした。
なんか、たったの1週間しかいなかったのに、
凄く長い年月いた場所を離れるような気分になった。

飛行機の中は、移動で1番安心する場所。
ボケっとしてても乗り過ごさないし、スリもいないし。

日記にアウトプットして、一瞬ウツラウツラしたら
もう、すぐにバルセロナについてしまった。
2時間の飛行。
飛行機を降りる時、
あ、私はあとは、もう幸せに生きるだけだ。
きっともう、喜びに満ちた生き方しかしない。
そう思った。

バルセロナは、すっごい綺麗で大きな空港!
マルタの小さい空港からきて、まるで田舎者のように
すげ〜って、ビックリする。


人々の顔立ちも変わった。
マルタの愛くるしい顔立ちから、
情熱的な顔立ちに。

聞こえてくる言語も変わった。

もう、次に来たんだ!ドキワク!

宿までは、結構距離がある。
バスで行くかメトロで行くかだけど
メトロが降りる時も間違いないと思うので、メトロにする。

メトロに向かいながら、
マルタでの事を思い出してたら、
寂しいんだけど、嬉しい涙が出てきた。

凄くいい経験をしたこと、凄くいい人達に出会ったこと、
凄く自分が変われたこと。
もちろん、それまでいっぱいいっぱい考えてきたからこその答えが
マルタで出たんだけど、
マルタでのたった1週間での劇的ビフォーアフターな変化が
とても、嬉しかった。


日記がここで、終わっているが、写真を見ながら思い出すと、
この後は、メトロで最寄駅に行き、

宿までの間に、建物の雰囲気もマルタからずいぶん変わったことに
ドキドキしながら


チェックインし、


夕飯にパスタを茹で
買い物いけない時の非常用に
日本から持ってきている
タラコパスタソースで、夕飯を済ませ、寝たと思われる。


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