Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜インドとバリはちょっとお休みですがヨガもします〜。バンコク、ノルウェイ、フランス、スイス、イタリア、ギリシャ、マルタ、スペイン、ポルトガルの旅記録。 いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。 日々の気づき、過去旅、交通手段・宿・観光・ヨガ・出会い・空港ラウンジ情報

ここマルタなのにチベットを想う

朝方に一旦目が醒めると
また遮光カーテンつきのベッドにより
今がいつで
どこかわからなくなる。

何かの魔法にかかったみたいな感覚になっている。
昨夜の高速ボートのフワフワ感が身体に残っているからかな?
昨日の夜が素敵だった余韻かな?
ふわっと身体が浮いていて、何かに優しく包まれているみたいな魔法。

昨夜、ベッドに入ってから寝るのが遅くなり
寝入る時点で、今日は寝坊すると決めていた。
本当は朝一に出たいヨガクラスもあったけど、まだ場所も確認してなくて、
朝早くから、どうせ迷いながら行く、という行為をする気になれなかった。

そんなに必死になんなくて、いいや。
観光も必死に急いでまわらなくても、
足りなかったらまたマルタに戻ってくればいいや。
と、いう気分だった。

観光というより、マルタはエネルギーを感じたい。


マルタ。
来たら、心がキューーってなっちゃうのかなと覚悟していたのに、
意外にも、しっくりと。だった。


午前に何度か目が醒めるが、無理やり寝る。
今日は午前は絶対にレイジーにすると決めてたんだから!

そして若干、今朝方から喉が痛いのを自覚する。
この痛さ、ちょっと不安なパターン。

バリのトラディショナルなジャムゥ、
トラアンギンという所謂向こうの漢方をいくつか持って来ていたんだけど、
もう既に、ちょいちょい風邪引きそうな時に飲んでしまった。
あれ飲んだら、マジで風邪が逃げる。

トラ 風邪
アンギン お断り
らしい。

スーパーであとで、ショウガさがしてこようかな。


昼過ぎからようやく部屋を出て
ルーフの奥で、青汁と、昨日残した3口分くらいの食事を食べる。
今日は夕方にヨガに行くけど
午後からはどうしようかな?とマルタの地図や情報を見るのだけど
風邪ぎみだからか、どこか行こうとも思えない。
何だろう。ここで今日はマッタリしたい気分。

夕方のヨガだけに出掛けようと決めて、部屋に戻ろうとダイニングを通ったら、
チベット人のパサンが学校から帰ってきてて
勉強をしていた。
学校で歌のリスニングの穴埋め的な授業があったみたいで
それをパソコンで聞いていて、
この曲すごくいいんだ!と、
歌詞の内容を見せてくれた。

本当にそれが欲しいなら、TRYを続けることで、つかめる。
もし、それがハードだと諦めたら、そこでもう手には出来ない。
というような前向きな事が書いてある歌詞だった。

ザッツ トュルー、この曲を聴いて頑張る。と言っていた。

これからどんな予定?と聞かれて、
決めてないけど
ヨガスタジオに行くかな。と答える。
僕は勉強続けるよ、じゃまた夜にね。ってバイバイする。

ここの宿はスタッフがいっぱいいるんだけど、みんな本当にいい人。
どの人も。
いつもワンコと出勤の人と話す。

来年の春に日本にいくからって。桜の季節に行きたいそうだ。
そしたら会いましょうねって。

カム!カム!

日本人はとても、ポライトだから、日本が好きだって。

昨日のパサンも
私がとてもポライトだから好きだと言ってくれた。
それは私が日本人だからだよ、日本ではノーマルだよって答えた。
そしたら、
あー、わかる。日本人は男でもこうだよねって
めっちゃ腰の低い人のジェスチャーを真似してウケタ。
他の国の男は、こうだっ!って胸をはるジェスチャーをした。

海外にきて、面倒くさくないことは、
何か褒められた時に、
いやいやそんなことないですよーって
一旦遠慮したり謙虚にするやつ。あれをしなくていいこと。

一旦否定する感じが日本の謙虚さという美徳なのだけど、
時に嘘くさく感じ、言うのもだけど聞くのも面倒なのだ。

いやいや、そんなことないですよー。
いや、本当にそう思うよー。
いやいやいや。
いやいや、マジでマジで。

っていう、面倒なやりとり。


ニコはあなたの犬なの?って聞いたらそうだって。
犬が好き?って聞かれて、
もちろん、私の愛犬は3ヶ月前に天国にいったの。というと、
愛犬がいなくて寂しいんだね?と聞かれる。
うん、暫く私は病気だった。と話をした。

犬との時間はプライスレスだ、
新しいパピーを飼ったらどう?って言ってくれた。
でも、
なんと言ったらいいか・・・またもう一度失う事がこわいから・・
と言うと、
気持ちはわかるよ。
もしニコがいなくなったら自分をkillだ。と首をシャってするジェスチャーをして
気持ちをわかってくれようとしてくれた。

ニコは愛犬よりちょっとだけ大きいけど
お利口さんで、甘えん坊で、カラーも似ていて、
側に一緒にいてくれると嬉しい。

愛犬にしていたように、
愛おしくなっちゃう鼻の上から頭にかけてのラインを、
何度もツーってマッサージをしてあげてたら、フニャっとなった。

コーヒーを入れようとキッチンに来たら
パサンもちょうど、遅めのランチを作りにきた。

米を炊いて、野菜やベーコンなどを準備している。

何つくるの?と聞いたら、チベット料理みたいなもの、とのこと。

コーヒーを入れている間に、どうやって作るのか見て、色々聞いてみる。
チリパウダーが、ヨーロッパのは辛くないから物足りないらしい。
ソイソースも使うみたい。
日本人も醤油つかうよー。
とか、色々話していたら、
試しに食べてって、私の分も多めに支度してくれていた。いえーい。

キッチンにおいてあったドッグフードをじーーっと見て、ぼけっとしていたら
どうしたの?何考えてる?って言われてハッっと我に戻る。

愛犬を失ったばかりで、これみて愛犬を思い出してたって言うと、優しい笑顔で頷いてくれた。

そういえば、私は昔からチベットに興味があり
東京に住んでいた時に、写真家がチベットで撮影した作品のギャラリーをしていたので見に行ったことがある。
一番衝撃をうけたのは、亡くなった人を鳥に食べさせる鳥葬の写真。
本当に衝撃だった。

私をインド好きにさせ、やがてはそこからヨガに導いた、
私の愛読書、手塚治虫ブッダの中でも、
同じような衝撃を何度も受けた。

火に飛び込んで野垂れ死にしそうな老人に身を捧げたウサギの話や、
自らを狼の子供たちの餌に身を捧げたアッシジ
お釈迦様もまた、ヨガをした。

インドで生まれた仏教は今は、インドではほぼ姿を消して、その教えは
チベットで概ね 引き継がれている。それがチベット仏教

チベット仏教だから、輪廻転生を信じるし、
死の世界は、終わりではなくステージが変わるだけのこと。

キアヌリーブスが、ブッダ役ででているリトル ブッダという映画がある。

僧侶が亡くなるシーンがあるんだけど、
もう何日も瞑想に入っていて、そのまま瞑想三昧のまま、無になり、
無の肉体から魂だけが離れるシーンがある。


僧の死は、とても美しい死に映る。
主人公にむけて、僧の声が聞こえてくる。
私は、ここにも、どこにでも居ますよと。

何となく、何となく、
マルタで私は、死についての何かも理解しようとしている気がフッとした。

話を日記に戻し、

そのあと、
ちょろちょろ、料理の進み具合を見にキッチンいったり、
ニコを構いにダイニングいったり、コーヒーを飲みながらウロウロする。


パサンが、
料理がほとんど出来たよ!と呼びに来たのでキッチンに行く。
自分で欲しいだけ、盛って!と言うので
控えめに入れてたら、もっととってと言ってくれたので
普通にちゃっかり一食分貰う。

ルーフトップで、いただきまーす!!

ニコも、ついてくる。
ニコはいっつも、ゲストの人に色々もらってるんだな。

久しぶりに、アジアン料理!
美味しかった!!日本で食べる炒め物と似てる!
しかも、米ーー!!米だよ。

中華っぽくもあるかな。それは言わなかったけど。
なんか、チベットの人に中国の話をどこまでしていいのか、ナイーブな問題だ。

パサンが食事をしながら、じゃ今は愛犬はいないんだね。と、さっきの話を振り返ってくれた。
ニコのパパも、パサンも有難う。
話を聞いてくれるだけで、救われる。

洗い物も、さっさとパサンがしてくれた。

美味しいミールを有難うと言って
その後、ベッドに戻る。

ヨガに行きたいけど、やっぱりちょっと風邪気味かも
動くのがしんどい。
ヨガをしたほうがスッキリするだろうか。
でも、無理しないでいたほうがいいかな。
など思いながら、とりあえず横になる。結構しんどくなってきた。
起きて動けたら行こうと眠る。

そして、
起きたらヨガがもう始まっている時間だった。

が、寝たら少し身体がスッキリした気がする。

夢を見た。
愛犬にご飯をあげるの忘れてた!
ごめんごめん、お腹すいたよね。と、あげている。
あげながら、お母さんに
あれ?愛犬なんで生き返ってるの?
しかも、呼吸ももう
全然苦しそうじゃなくて、普通だねって、ご飯を食べてる愛犬を見ている夢。
さっき、ドッグフード見たからかな。

でももう、ジワラなくなった。一瞬涙腺が弛むぐらい。
少し前にこんな夢を見たら、大泣きしてた。
あー。これ夢だ。って、現実がもうわかってきた。
ようやく完全に愛犬の死を受け入れられた事を実感する。

日記をつけていたら、パサンから
どこにいる?自分はまだルーフトップにいるよとメッセージがはいってきた。

このままだと、本当に引きこもり。一歩も宿から出ていない。
せめて水と生姜を買いに、スーパーに行こう。

パサンに、私は今からスーパーにいくよと返事すると、
じゃ、一緒に行こう、下に降りるよって返事がきた。

パサンはあれから、ずっと勉強していたらしい。
何してたの?と聞かれ、疲れててヨガに行かず部屋にいたと答えた。

何で疲れてるの?と聞かれて、
本当は風邪でキツくて寝てたんだけど、
あんまり心配されたくないから、昨日コミノ島で海に入ったからかな。と答えた。

スーパー行く前に、ビーチ行こうとなって、海沿いに行く。

この辺はSTジュリアンといって、レストランなどが沢山並ぶエリア。
街や海沿いを歩いていると、
インドのプリーを思い出した。なんとなく。
雰囲気は全然違うんだけど。

プリーでは、
舞踊と太鼓のレッスンの合間に、海に行っていた。
プリーは私に
強く前向きに生きていく希望を与えてくれたような場所だった。

ここの海は砂浜ではなくて岩の
ロックビーチで、
荒いイメージの海岸。


パサンは今日もずっと勉強していて、
いつも週末も、学校の友人にどこどこ行こうと誘われるけど、
勉強するから行かないと断るそうだ。
コミノにもゴゾにも行ったことないって。
マルタに来てて!?

みんなも驚くけど、勉強出来るのは今しかない。
また帰ったら毎日仕事で忙しくて勉強する時間がなくなるからと言う。

えらい!
流されない強さ!

今はチベットにいないけど、
英語教師になって、いつかチベットに帰り子供達に英語を教えたい、
イングリッシュスクールを作りたいと、
将来のことを教えてくれた。
とっても強いものを感じた。
でも、今はチベットは中国が支配しているから・・と言っていた。
なんかナイーブな問題な気がして聞けなかったけど、
亡命したんだろうなぁ。
チベットに帰れたらいいね。いい形で。

ディナー食べた?と聞かれて、まだって言ったら
じゃ、パスタ作るから食べようと言ってくれた。
いえーい!!

じゃ、スーパーいこっかといって、
昨日、行ったスーパーに向かう途中に
違うスーパー発見。
ちょっと、高級スーパーって感じ。

でも、ここの方が品揃え更に多くて、楽しいかも!
魚屋さんとかも入ってるー。

そんで、やっと見つけた!
ミラノ以来、このメーカーの他の味はあるんだけど
ココナッツ味が、なかなか見つからなかったのだー。

目的の生姜も、あった。

パサンは、ビールだけ買った。
ダル いわゆるヒヨコ豆を探していたけどなかったらしい。
えーー。あったらダルスープ作ってくれたのかなぁ。ダル大好きなんだけどなー。

宿に戻ってキッチンで料理スタート。といっても、私は
出来た洗い物だけ手伝う。
手際が良過ぎて、出る幕なし。

宿の今夜の夜番はニコを連れてる人だったので
お話しに行く。
ニコのパパということもあるが、話しやすくて好きなのだ。
マルタはどう?マルタの人はどう?フレンドリーでしょ?と言うので
うん!あなたみたいに!って言ったら
日本人もそうだよねって言ってくれた。

ここのスタッフ、みんな優しい。本当にみんなが。
Renadonda!って声をかけて、今日はどう?何かあったら聞いてねとか、
常に声をかけてくれる。

この先の旅に行くより、この宿にもっといたいくらい。

キッチンでパサンが料理してるのを見る。

ユーノー?つって、いっこ、すごい便利な裏ワザ教えてもらった!
毎日アノーイングだった、
ニンニクの皮むきを楽に剥がす方法。

コップを用意します。
コップの裏でグチャっとニンニクを潰します。
コップに入れます。
手でコップに蓋をして5回から10回くらい振ります。
コップから出すと、なんと!ツルンと剥けている!
あの、イライラの薄皮も!
びっくり!これ、結構みんな知ってるのかな。私は知らなかった。

私は生姜とナクソスで買った蜂蜜と紅茶に、
生姜を入れて
ジンジャーティーを作って飲む。
風邪ひきにはこれ。

パサンは、ビールを飲みながらご飯を作ってる。
男の人が飲みながら料理する光景好き。
料理を楽しんでる感じ。

一瞬、アテネで酔っぱらいになったイタリア人のロベルトを思い出す。
そこまで飲んじゃ駄目ね。

なんやかんやで、出来上がり!

今日は、2回もご馳走になってしまった。

ルーフトップで食べながら、YouTubeチベットの音楽やダンスをみる。
色んなとこに亡命してる人達が、その土地土地で集まって踊っているのも見る。
海外に移動した人は、チベットに居たくないから?と、核心を聞いてみる。
亡命してる人達のこと、さっきから聞いてみたかったから
ちょうどいいチャンスだった。

そう、チベットは中国自治区になっちゃってるからね。と。
昼間に、鍵のストラップがフリーチベットのロゴだったのをチラッとみた。
一時期、私もフリーチベット問題に対して熱くなっていた事があった。

今、生きてる偉人の中では、
最もリスペクトしているダライ・ラマの講演会に行った事がある。
ちょうど両国に来ていた。

ダラムサラでも、接見日にあたったらいいなと夢見てる。

ダライ・ラマは、こんな状況であっても、会話で平和的な解決をと言っている。
私が生きている間に、平和的な解決に向かい、チベットの人達が、本当の母国としての生活を送れる日を見たいと思った。

本来この時期、ダラムサラに行くはずがヨーロッパに来て、
なぜかマルタでチベット人と友達になって、チベットについて多く触れる。
不思議なことだ。


ダラムサラ、いついけるだろう。
最初のインドでは、ダラムサラに行くつもりが、その手前のリシケシで風邪を引いて熱が出ていて
10時間のバスに乗るのが難しく、リシケシに留まった。
パサンは、ダラムサラはあんまり好きじゃないらしい。でも、いけば色んなチベットの文化を知れるし、ヨガやマッサージも盛んだよと教えてくれた。

インド北、例えば私が行ったダージリンなどの文化は
もうほぼチベット仏教一色のインドだ。
人の顔もインドの彫り深から、平たい顔族になってくる。

チベット料理も食べれる。
ダージリンやリシケシでは、トュクパという日本人好みの麺料理や
蒸し餃子のモモが美味しくて、忘れられない。

あぁ、なぜマルタでチベットに想いを寄せているのだろう。

なんやかんやで、もう23時を過ぎたので、明日も学校だからもう
寝ましょうとなって洗い物に向う。

作った後のフライパンを、さっき、私が食べる前に洗ったんだけど、
パサンは後で洗おうと置いていたみたいで、
あれ?フライパンはユーが洗ったの?というので、うんっつったら
有難う。これは自分が洗う。といって食器を全部洗ってくれる。
何でも段取りよくやってくれる感じ、好き。

みんなが使うキッチンやコンロも隅々までピカピカにするパサン。
偉いねー。そういうとこに人柄が出るよね。
なかなか出来ないよ。そこまでみんな。

初めて出会ったチベット人が、私のイメージを崩さない、
優しいピュアなチベット人でよかったよ。
さっきパサンが、チベット人にも3種類いて、自分たちのようないいチベット人
そうでない人達もいるって、言ってたけど。

キッチンにチベットのカラフルなフラッグを見つけたので
あれ?これチベットのじゃない?と言ったら、
自分がつけたって。笑 ちゃっかり。
チベットを愛してるんだね。

じゃ、また明日ねとそれぞれの部屋へ。

喉が痛くない。熱っぽいのもひいたかな。
なんとか、風邪撃退の方向へ。

明日は、絶対に出掛けるぞ!
でも、朝からバリバリは、難しい体調かな。

今回マルタをまわりきれなかったら
バンコク辞めて戻るかな。
それはそれで、いいかもしれない。

ギリシャまで、バタバタと旅をしてきて
やっと心穏やかにゆっくり出来てる気分。

やっぱり、マルタは長くにしておくべきだったと
今日も思うのでした。

今夜は、Nahkoの great spirit を聞きたくなった。
この曲も美しくて1、2を争うくらい好きな曲。
多分、チベットの話や、一生懸命に前向きに頑張ってるパサンの話を聞いて、
生きる力の源になっている何か、
まさにグレート スピリッツを感じたい気分だった。

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