Diary On My Journey

ヨーロッパ1人旅から始まったDiary〜旅するヨガインストラクター。旅日記と日々の気づきとヨガについて。いつもは、ヨガ修行のため、中央アジアと東南アジアをまわっていましたが、ヨーロッパは未知の旅になるので、記録に残そうと思いスタートしたBlog。

青の洞窟、はいれるか!?運気を賭けたカンパーニュ地方

今日は凄いよ!
弾丸ツアーです( ´ ▽ ` )ノ

以前に貰って何に使おうかと暖めていたHIS旅行券を利用して、
現地ツアーにHISから申し込んでいました。

本当は南イタリア方面に滞在して行きたかったところが、
ちょうど全部入っている盛り沢山ツアー。
個人でまわろうと思うと
日数もかかり、何よりナポリなど治安も悪いとこもあるので
どうしようか悩んでいた。
ナポリは、マジでヤバイらしく、
スリとか言うレベルでなく、引ったくりなんだそうです。
抵抗して怪我する人もいるとか。こわっ。

そんな時、これ見つけて、おー、いいじゃんと即決。
ポンペイ遺跡、アマルフィ海岸ソレント、青の洞窟、ナポリの弾丸ツアーです。
何より、青の洞窟と、ナポリナポリピザを食べるってところが
私にとってはポイント。
特に青の洞窟は、長年の夢です。

死ぬまでに行きたかった場所ベスト3に入っている青の洞窟。
子供の頃からの憧れという意味では、1番長く憧れていた場所かもしれない。
行っても中に入れる確率が少ないというのが、また想いを強くさせます。
10回に一回とか言う人もいるし、風向き次第。運次第。

よし、風に同化しましょうね。穏やかな心でね。
そしたら穏やかな風になると思うよ。
ダビンチのおかげで、同化する術を身に付けました( ´ ▽ ` )ノ
多分、私入れるよ。っていう感じが朝からしてる。

朝、7時半出発!ローマに帰りは22:00くらいになる予定。
宿がテルミニ駅の目の前なので、待ち合わせの共和国広場までは歩いて8分くらい。

オーロラツアーショックにより、前日も、当日朝も
とっても不安。
集合場所は、昨夜に一度訪れてチェック済み。
オーロラツアーの時も前日にチェックしてたけどね´д` ;
でも、安心のHISから頼んでるし大丈夫でしょう。

着くと、同じツアーらしきバウチャーを持っている女性1名とご夫妻が。
どうやら、大丈夫そう。

ツアーコンさんも来た!

Renadondaさんは、ナポリで離団ですね。と言う。
え!!
いやいや、ローマ帰ります!ナポリで取り残されるとか。
むーーーりーーー。
バウチャーみたら、確かにナポリでバスを降りることになってる。
HISのあいつめー。なんで、そんな特殊な方にしてんだよ。

でも、夕食代の差額がかかるくらいで、今日払えば大丈夫とのこと。
よかったーー。

ツアー参加は先程の3名と、
ご家族3名と新婚旅行の2名。
たったの9名で大型バス貸し切り!長時間になるので、運転手も2人という贅沢。

まずは、
ローマから3時間かけてナポリの旧市街、ポンペイ遺跡へ。

途中、サービスエリアでトイレ休憩。

北イタリアは裕福だけど、
南イタリア失業率が高い分、治安も悪い。農業盛んな地域。
これから行くエリアはカンパーニア州になります。

州都がナポリのカンパーニア州は、古代ギリシャ人が殖拓した場所。
その時代、ギリシャ人はネオポリスといって、新しい都市を切り開きました。
豊かな土壌で、麦畑が盛んになります。パスタ文化の始まりですね。
日本人もお世話になってる乾燥パスタが出来た場所でもあります。
今では、手作業で乾燥させてる所はわずかなのだとか。

ギリシャ人は、ブドウやオリーブも伝えていきます。
気候と土壌に恵まれた土地なんですね。
確かに、太陽が陽気な感じ!

イタリアの今の食文化は、もとといえばギリシャ人のおかげ?
古代ギリシャ人って、やっぱ凄いよね。
この後いく、私の憧れの国、ギリシャが楽しみです。


ポンペイ遺跡到着。

1900年も前に、ヴェスヴィオ火山によって埋もれてしまった街。
この後行くギリシャの遺跡に比べたら新しい遺跡な分、細かく残ってます。
火山の予兆がなかったのか、最後の日の生活がそのまま垣間見れたり
人や動物の苦しんだ姿の石膏なんかもあります。
今日、このブログをアップしている今は
ちょうど阿蘇が噴火したばかりですが、
今の時代、火山観測の進歩で、もし噴火が起こりそうだったら
避難勧告も出せるでしょうが、昔はそんなの無理でしょうね。

例えばパン屋さんなんかは、直前までパンを作っていた形跡があり、
釜戸にパンが
丸焦げになって見つかっているらしい。

成分を調べたら、イースト菌がないくらいで、ほぼ今と一緒だったそうです。

右のは小麦をひくやつ。多分。

繋がれて逃げられなかった犬、灰を吸わないように手で鼻と口を覆う人、
小さい子供の石膏像などは、辛くて撮影はもちろん、直視もできなかったけれど
苦しんでねじれたような体勢の犬の石膏像は、とても有名で
よく世界に出張に出てるらしいですよ。

この時代、
日本ではまだ弥生時代くらいだが、
こっちではもう飲み屋とかあるし、
大きな神殿もあります。

バックには火山。

ここは、いわゆる
スナック?

カウンターがあって、お酒を提供していたらしい。
ハイボール井川遥的な?
カウンターのあるスナックバーは、通りに沢山あった。

女将さんがいる感じの、ちょっとした食べ物も出してる形跡もあったみたいです。
そして、壁には
ここの店のオナゴは、どうのこうのと落書きも残っていて
昔からイタリア男は、オナゴ好きだったのね。

ここは宅急便やさん。

文字が読めない人も絵でわかるようにもなっている。

ここは、私の心のオアシス、スーパマーケット!

生簀があって、生きた魚を泳がせていたらしい。
魚の骨がいっぱい見つかっている。

壁のフラスコ画に、スーパマーケットであると示す
パンや肉や魚、卵などの絵が残っている。

ここは、お風呂やさん。
壁にはとっても細かい細工。


地下にお湯を通して、床暖房みたいにもなっている。

天井に溝があるのは、水滴を溜めずに落とすため。

壁に金属が入っているのは、部屋の温度を暖かいままにするため。

マッサージ室。
台の脚が牛や馬のヒズメになっているのは、
日本で言う牛山さんや、馬場さんとかが
自分の名前の一部をデザインに取り入れる習慣があったらしい。
佐藤さん、渡辺さんはどうするの?


更衣室にはギリシャ神話の海の神様ポセイドンが浮き上がる。
殆どの建物は天井が落ちてしまったのに対し
風呂屋さんが天井ごと残ったのは
天井が丸いドーム型で重さが逃げたからみたい。

道には大理石が散りばめられている。

なぜか?
月明かりが反射して、夜道を照らすため。
ロマンティックぅ。

馬車の車輪がちょうど通るようになっていて、
このサイズは今の列車のレールと同じなんだそう。

ここは、神殿そばの一面が大理石で造られた広場だったようだ。


とても豊かな生活だったのが、垣間見れます。
ギリシャ人がここを造ったのだというから、
昔のギリシャ文化に憧れのある私には、本当に面白いところだった。

現地コンダクターのイタリア人。

何かとちょいちょい構ってくる、ちょい悪オヤジ風。
写真を撮ってあげますよというが、
私はいいので、あなたをモデルにしますと言って撮った一枚。

現代に戻った。地方らしいオレンジショップ。

さて、アマルフィ海岸を抜けいきます!
バスからパシャ。これが、街を終わらせた火山。

ソレントでランチタイム!
ソレントは、とても高い場所にあるのが、不思議な地形。


多分、火山の噴火によって出来た地形なんじゃないかな。

この辺りも既に、セレブな街のイメージ。

結構ちゃんとしてる風のレストランだったけど
味は美味しくなかった。

スタッフも流れ作業で、
ツアーの食事なんて、期待してないからいいけど
夕飯のナポリのピザだけは、外れないで欲しいと願う。

前菜と、レモン風味と磯風味の2種類のパスタとティラミス。



左の麺が太いほうは、うどんだった。うどんだよこれ。レモン味のうどん。

さて、ここまではバス移動でしたが、
ここからはフェリーで
カプリ島へ!

さっきまで上にいましたが、海の方へ坂を降りていき、
フェリーに乗り込みます。

久しぶりの海!
私は船が大好き!海の風が好き!
カプリ島到着!

いやー。カプリ島、リゾート感満載だわー。

この辺りのホテルはお高いみたいだけど、
セレブなヨーロッパ人はホリデーシーズンに、1ヶ月も2ヶ月も
ここでマッタリするようですよ。

働いている人達も、ホリデーシーズンにガッポリ稼ぐらしい。

そして、カプリ島から青の洞門入り口までは
また船を乗り換えて行く。

チョイ悪オヤジが、一人一人、手を繋いで船に渡してくれる。
最後の順番になった私の手は、なかなか離さず、
やっぱやることが、ジローラモ風イタリアのちょい悪オヤジだなって思った。

青の洞門へ向かう中、情報が入る。
昨日は1日、入れなかったらしい。
そして、今日も午前は入れなかったのが、午後からは、入れているらしい!

ちょい悪オヤジ、ここまでは何もしてなくてただ居るだけで
なんの為に居るのだろう?と、1人旅女性のMさんに言ったら
きっと、この人が居ることでなんか融通効いたりするんじゃない?と言ってたけど
確かに!チョイ悪のお陰で情報が入った!

青の洞窟、入れない日はざらにあること。
入り口は本当に小さく、少しでも風があると入れない。
チップで稼ぐ船頭さんも出来れば入りたいが、無理は出来ないのだ。

このまま風が落ち着いていますように!

船の中で、同じ女一人旅中のMさんといっぱいお話する。
恋愛感、仕事、生き方。
なんとなく、同じ感覚だったので、
そうそうそう!!っていうのがいっぱいあって楽しかった。
理想の男性のタイプや、恋愛への期待についても、
そうそうそう!って感じ。
大人女子の恋愛を同じ感覚で語れるのは楽しい。
仕事も、これからいっちょやりましょうね的な事も
同感だった。
Mさんは、きっと、この旅の経験を今後の人生にうまく活かしていくのだと感じた。
そういう、前向きな強く可愛い女性だった。

そして、青の洞門に向かうまでのクルーズも気持ちよくて、
もし入れなくても、これだけでも価値のあるものだと思いながら
青い海と海風を感じて進む。

青の洞窟の前に到着。
ここからいよいよ、洞窟に入る為の小さいボートに船から乗り換えます。
Mさんと同じボートで一緒にめっちゃドキドキする。

え、もう、絶対入れるんだよね?
ここまできて、急にダメーとかないよね?とMさんに聞くと
ウンウン、入れるよ!って。
めっちゃ、興奮。
今回の旅のハイライトってところでは、Mさんと私は同じ想いなのだ。

オンシーズンは、青の洞門の入り口で、
小さいボートに乗って何時間も待たされるらしい。
なんせ入り口は一つだから。

待っている時に、水が大好きな愛犬が、山中湖や河口湖で一緒にボートに乗った時に
大興奮だったことを思い出した。
ボートを漕ぐと跳ねる水を、一回一回、パクッとするから
凄い量の水を飲み、その後のトイレが大変だった。
きっと、今も一緒にいて大興奮だと思う!

1時間は待つの覚悟っていう話だったのに、5分か10分くらいで
もう順番がまわってきた!!

え!もう!?

もう次!?

えーー!入るよ!入っちゃうよー!!
なんか錯乱状態。

入るときは、ボートに寝て体を倒します。
手もボートの中に入れておかないと危険なくらい小さい入り口。

はい、寝て!

入った!(゚o゚;;

入る瞬間に、風の気圧みたいなのをグワって受ける。
まるでタイムマシーンで違う次元に一瞬でワープしたように、
急に真っ暗で静かな世界に。

船頭さんに後ろ見てって言われて振り向く。

すると入り口から光が差し込んで、海が本当に綺麗なブルーに光っている!!

iPadで撮影には、限界が!

何これ!!
凄い!!
錯乱状態MAX。


憧れ続けた光景を見ている自分に一体何が起こってるのかわからない。
今、夢?
船頭さんが歌うイタリア民謡の歌声も、天国から聞こえてるみたいというか、
洞窟全体の光景も、
興奮しすぎて、夢を見ている自分をまた違う次元から見てる感じというか、
兎に角、あの時間をよく覚えていない。

あっと言う間に、また
ブワッとワープして外へ。
船頭さんの、ワンダーコア的な動き。
一瞬で寝て起きる。


急に大晴天の明るい世界へ。

大きいボートに乗り換えてからやっと、もの凄い実感が。
感激の涙が湧いてくる。
いつものジワリとは違う涙。

こんな感激の種類は人生で初かもしれない。

Mさんも、出てきてすぐ、
私達のこれからの人生は、きっと上手くいくよ!って興奮している。
その後も暫く、私と同じように高揚していた。

船でカプリ島へ戻ります。

景色がどうだったかというより、
憧れ続けた場所に、わざわざ遠くまで来て、
見れるか見れないかの賭けに私は大勝ちした。そんな感覚もあった。
Mさんの言う通りだ。
これは、この先の私の運命を示しているんだ!運は私に味方している!そんな意気揚々な感じだった。

ガイドさん曰く、今日は奇跡的だったとのこと。
入れるかか、入れないかは1日通して大体変わりはなく、
それが午後になってから急に入れるようになった上に、
小さいボートで普通は何時間も待たされるものが
たった10分以内に入れてしまったこと。

やっぱり、ダビンチの同化の術が効いたのかもヽ(´o`;
ラッキー中のラッキーだ。

夏の40度以上の炎天下で何時間も小さいボートにのって待たされるのは
地獄ならしい。
夏の混雑するホリデーシーズンは、
半日まっていても、夕方の帰りのフェリーの最終に間に合わなくなるので
タイムアップで入れず帰るパターンもあるのだとか。
私達はむしろ待つことなくスムーズだったので、カプリ島で少し自由時間までとれた。

もう、ここからは
入れるか入れないかという緊張感から解き放たれて、
力が抜けた状態で、フリータイム!

ここは、働いている人も、来ている人も
みーーんな潤ってる人しかいないので、スリなどは心配しないで
のんびり楽しんで下さい!とのこと。

セレブな街のタクシーは、全部オープンカー。

ミラノのピザ屋さんでも食後に出してくれたレモンチェッロは、ここら辺が名産。
レモンチェッロを創業したとこのお店。

レモンチェッロ入りのフローズンもあったけど、ノンアルコールのを飲んでみる。

スワロが、カプリ島オリジナルの時計を出している。


皆さんは、質のいいオリーブオイルやら、色々お土産を買っているが
私は荷物を増やせないので、羨ましく見るのみ。
乾燥トマトとか欲しいけどね。味が凝縮されてて
料理に使うと深みが違うのよね。
最近はダイソーにも乾燥トマト売ってるの見たけど、絶対中国産。

そしてフェリーでナポリへ向かいます。

名前を忘れたが、城。

ここからは、治安が悪いナポリなので、ちょっと気をつけてとのこと。

火山はここからも見えます。

レストラン到着。

ついに、ナポリナポリpizza!

前菜。トマトが異常に美味しい。

ディアボラ、カプリチョーザ、クアトロフォルマッジ、マリナーラ、マルゲリータから選びます。
マルゲリータがいいけど、2日前に食べたばっかりだし、チーズ好きとしてはクアトロにする。
あと、絶対に最後の方で誰かが交換しようって言うと思って
誰も選んでいないやつにした。
みんな赤いピザだが、私だけ真っ白。


1人につき、大きなpizza一枚なので、チーズ三昧は飽きるのはわかっていたけど、
それでも、やっぱりモチモチで美味しかったなぁ!
最後のピザ屋さんはは、あたり!!

店を出たら、ナポリの海は夜景へと変化し始めていた

帰りはバスでグッスリ。
ローマについたら、やはり22:00でした。

ローマの駅構内に入って、スタンドで眠る前のエスプレッソ。
クイっと。


宿に戻ります。

感動したい!と飛び出してきた今回の旅。
ノルウェーでは、トラブったけど、きっとそれが厄払いとなり、
スイスのマッターホルンと同じパターンで、
前日と当日の午前中までは、天気はそっぽ向いていたのに、
自然は私に同調してくれた。

ありがとう!本当にこんな経験を私の人生に与えてくれて
本当にありがとうございます!
何か、大いなるものに感謝をしたい気分です。

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